雪を落とさん屋根の話

雪を落とさん屋根の話

先日、屋上の防水工事をしてました。平らに見える屋根でも、ほんまは少しだけ傾けて、雨水を排水口へ流してます。これを水勾配て言います。傾きが足らんと水が溜まって、防水が先に傷むんですわ。

ところで札幌の家の屋根、真ん中が低いの知ってはりますか。雪国やのに、雪を落とさん屋根なんです。昭和38年ごろに札幌の建築家が、屋根の傾きを逆さまにしたんが始まりで、雪は冬のあいだ屋根に載せたまま。融けた水だけを真ん中の溝に集めて、管で流します。軒先から落ちる雪で人がけがせんための知恵で、昭和57年には札幌の新築の6割がこの屋根やったそうです。

大阪は外へ流す、札幌は真ん中へ流す。向きは逆でも、「水の行き先を決めたる」のが屋根の仕事いうのは同じですな。

朝晩はぐっと冷えてきました。お風呂上がりは湯冷めせんように。ほな。

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