天井に茶色いシミを見つけたとき、多くの方が「雨漏りかもしれない」と不安になります。実際には雨漏り以外の原因のこともあり、原因によって直し方がまったく違います。この記事では、シミの見え方から原因を絞り込む方法と、絶対にやってはいけない対処をまとめました。
まず確認する3つのポイント
- 雨が降った日に広がるか — 雨の日・翌日にシミが濃くなる、広がるなら雨漏りの可能性が高いサインです。晴れの日でも変化するなら別の原因を疑います。
- どこに出ているか — 部屋の隅、窓の上、天井の中央、押し入れの天井など、位置によって疑う場所が変わります。2階の天井なら屋根、1階の天井なら2階の水回りの可能性もあります。
- シミの色と形 — 茶色い輪じみは水が乾いた跡が重なったもので、繰り返し漏れている証拠です。黒っぽい場合はカビが進んでいる可能性があります。
スマホで日付が分かる形で写真を撮っておくと、進行の比較にも、火災保険の申請にも役立ちます。
考えられる原因
| 疑われる原因 | 特徴 |
|---|---|
| 屋根からの雨漏り | 雨と連動して悪化。瓦のズレ、棟板金の浮き、防水シートの劣化など |
| 外壁・サッシまわりからの浸入 | 横なぐりの雨の日だけ症状が出る。窓の上や壁ぎわにシミ |
| ベランダ・屋上の防水切れ | ベランダの真下の天井にシミ。排水口の詰まりが引き金になることも |
| 配管の漏水 | 雨と無関係に濡れる。2階トイレ・浴室の下など |
| 結露 | 冬に多い。断熱不足の天井裏で水滴が発生し、広い範囲がうっすら湿る |
雨漏りは水が出てくる場所と浸入口が離れていることが多いのが厄介な点です。天井のシミの真上に穴が空いているとは限らず、屋根を伝って数メートル移動していることもあります。だからこそ、原因を特定せずに塞ぐ工事は再発します。
放置するとどうなるか
- 下地の木材が腐る — 表面のシミより内部の被害が先に進みます。修理範囲が広がるほど工事も大がかりになります
- カビ・ダニの発生 — 天井裏の湿気は健康被害にもつながります
- 断熱材が濡れて性能が落ちる — 濡れた断熱材は乾いても元に戻りません
- 漏電のおそれ — 天井裏には配線があります。照明まわりが濡れている場合は特に注意が必要です
- 火災保険が使いにくくなる — 台風などが原因でも、時間が経つと「経年劣化」と判断されやすくなります
やってはいけないこと
- 屋根に登って自分で確認する — 転落事故が毎年起きています。原因箇所は屋根裏側にあることも多く、素人が見て分かるものではありません
- 市販のコーキング材で塞ぐ — 塞ぐ場所を間違えると、水の逃げ道をふさいで被害が拡大します。雨漏り修理で最も多い失敗です
- 天井のふくらみの真下に立つ — 水がたまっている場合、抜け落ちる危険があります
- シミの上から塗装やクロスを貼って隠す — 原因が残っていれば必ず再発します
応急処置としてできることは「雨漏りの応急処置と対策」にまとめています。
業者に相談する目安
次のいずれかに当てはまる場合は、早めに調査を依頼してください。
- 雨のたびにシミが広がる/濃くなる
- 天井がふくらんでいる、クロスがはがれてきた
- カビ臭い、押し入れの中が湿っている
- 照明やコンセントの周辺が濡れている(この場合はすぐにブレーカーを切ってください)
- 台風や強風のあとから症状が出はじめた(火災保険の対象になる可能性があります)
キヨスホームは現地調査・お見積り無料、大阪府内・関西圏は最短当日にお伺いします。原因を特定したうえで、写真を見ながら必要な工事をご説明します。
よくある質問
シミが小さいのですが、様子を見てもいいですか?
天井に見えている時点で、内部の下地はすでに濡れています。範囲が小さいうちのほうが工事も軽く済むため、早めの調査をおすすめします。
雨漏りの調査は何をするのですか?
目視のほか、必要に応じて散水調査などで浸入口を特定します。詳しくは「雨漏り調査の方法」の記事で解説しています。
賃貸に住んでいます。誰に連絡すればいいですか?
まず管理会社・大家さんへ連絡してください。建物の維持管理は基本的に貸主の責任範囲です。
シミの跡は工事すれば消えますか?
原因を直したうえで、天井材の張り替えやクロスの貼り替えで元の見た目に戻せます。原因を残したまま表面だけ直すと再発します。